T 友へ
君の影を追って
きょうの雨を
悲しく思う余裕などないが
きょうの月も
切ない夢の幕切れなど
告げない
翳む 君の影
もう僕は
凍ってしまいそうだ
号泣――
それでよいのだ
三途の淵を 渡っていく
ソンナ人と話したいのなら
毎日のように 月を見るべきだ
それが 漆黒の空だとしても
U 心へ
生命を 絶ちたい
僕は 思う
酒を飲み、
ジャズプレイヤーのエチュードを
もう
何十時間
この空間で聞いているのか?
人に問う
アナタノ死は
架空のできごとだよね!?
気を煩わして 御免なさい
清よ
星野清よ
安らかに眠れよ
僻事の三嘆たる世の中へ
それ見ろ
ボクには もうすでに 足枷!
時が涙を流すころ
生きることと
アナタの死との対峙が
僕には
まだ
未完成のまま
宿題のまま
残されてしまった
御免
星野さん
きっと そうだ
僕の安息日
見えない影が翳むころ
僕も
心も
透きとおる
天空へ
向かう道に
いるのだ
【リンの一言】
星野清氏は、僕と三十年の付き合いでした。職場の同僚でした。無念です。
死に化粧を、川崎なんぶ斎場で、6月26日・通夜の晩、教え子たちと一緒に見ました。口が開いていました。僕に、何かを語りたかったみたいです。
「リンは、どこまで行っても馬鹿者だ!」と言っているみたかったです。
享年55歳。一度も、ヨーロッパに行くことなく身罷りました。無念です。
合掌
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