「 来年二月、MM21線が開通すると「日本大通り」駅ができるという。そこに(大桟橋)と括弧付で港を匂わす語が入る。この話を僕は、まさに大桟橋ホールで行われた会で中田宏市長に聞いた。妻が誘ってくれた或る記念の講演会。市長を応援する会派市議が下水道発注に絡む事件で逮捕され、市議会としては二十三年ぶりに都市経営総務財政委員会に招致された。その日の午後四時すぎの話である。市長は「ひたすら謝ってきた」と言った。港の税収が市の財政の三割を占める。市長は改めて、これからスーパー中枢港に国から認定を受ける横浜港の重要さを説いていた。港湾の労働者をとりまく環境は今も昔も厳しいようだ。吉川英治の「かんかん虫」を思い出す。そして、なぜか、とべしゅんの「東京ガス鶴見末広工場」も思い出していた。
六月二十五日、とべしゅんが身罷った日。僕の母は七十四歳の誕生日を迎えた。この夏も港の花火大会を存分に見せてあげよう。ウィスキーを飲みながら、自分の顔をヤカンの凹面鏡に映し出す。齢を重ねるということを深く深く思った。そして「いい人生を送りたいものだ」と誓った。
命の大切さをどう伝えればいいのか。それにしても、と佇んでしまう僕。頭は巡っている。長崎の駿ちゃん殺害事件、東京赤坂のマンションの小学六年少女四人監禁事件など、テレビの前で不用意に酒を飲むことなどできない怖さもこの夏は内包しているのだ。
【リンの一言】
上記の文章は、かつて(4年前の秋)の≪じゅ・げ・む≫の同人雑記欄に書いたものである。なぜ、これを転載しようと試みてるかというと実は、昨日、辞任表明した。横浜の市長が、許せないからだ。
なぜか、許せないんだ。根本的に…。そもそも、中田クンは、なぜ高秀さん(北海道大学土木・建築工学出身→建設省)を敗れたのか。あの7、8年前?
そこが、分からない。
相変わらず、開国博は閑散としている。これが、空洞化したイマの濱か…。情けない。
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